ワンちゃんの健康診断

近年、医療の発達によりペットの平均寿命が延びてきて、高齢化に伴い様々な病気が増えてきています。

ヒトは健康診断を定期的に受診することで、病気の早期発見に役立てますが、ワンちゃんも同様で健康診断を定期的に受けて、病気の早期発見をすることが重要です。

また、若くて健康に自信のある子も、健康な状態のデータを知っておくことで、わずかな異常でも素早く発見することができます。

ワンちゃんの年齢によって受診頻度の目安は異なります。子犬～中年齢ならば年に1回、7歳以降のシニア期は年に2回が望ましいでしょう。特にシニア期になると、腫瘍、心疾患や腎・肝疾患、糖尿病、甲状腺疾患や副腎疾患などの病気が起こりやすくなりますので、年齢に合わせて検査内容を相談しましょう。

2022年7月の価格です。

各検査でわかること

血液検査（血球計算、生化学検査）：　貧血、炎症、肝機能の異常、腎機能の異常、脂質代謝、膵炎、血糖値など内臓の異常がないか確認します。

甲状腺ホルモン検査：高齢犬に多い甲状腺機能低下症の有無を確認します。

レントゲン検査：骨や関節の異常、心臓や気管、肺、肝臓や腎臓などの臓器の位置や形、大きさなどを確認します。腫瘍の有無や、腎臓や膀胱の結石の有無なども分かります。

尿検査：糖尿病・腎臓の病気・膀胱の異常・尿路結石などの異常を確認します。

ワクチン抗体価　　7700円（通常8800円）

ワクチンアレルギーがある子や高齢なので出来れば毎年ワクチンを打ちたくない子におススメです。

腹部エコー検査　　3300円（通常4400円）

肝臓・脾臓・消化管・腎臓・膵臓・副腎・膀胱・前立腺・子宮などの臓器の内部構造を確認します。

心臓検査（心臓バイオマーカー検査＋胸部エコー検査）　6600円（通常9900円）

心臓の雑音を指摘されたことがある子、疲れやすい子におススメです。

便検査　　550円（通常1100円）

下痢・軟便になりやすい子、お散歩で拾い食いをしやすい子におススメです。

便検査では、寄生虫の有無、腸内細菌のバランス、消化状況などを調べます。

正確な検査結果の為に、8時間の絶食が望ましいです。朝ごはんを抜くのが難しい子はご相談ください。

尿検査は院内で採尿します。

検査結果は、１週間後にご説明します。